インドはヨガ発祥の地であり、その中でも特に【ハタヨガ】は現代ヨガに大きな影響を与えた実践法です。しかし実はインド伝統式ハタヨガと、現代ハタヨガは異なる部分がたくさんあります!

この記事では、インド伝統式ハタヨガと現代式ハタヨガの違いについて詳しくお話ししていきます。

1. インド伝統式ハタヨガ

インド伝統式ハタヨガは、精神的な成長と悟りを目指す修行法として、発展してきました。ハタヨガの『ハ』は太陽、『タ』は月を表し、陰陽のエネルギーの調和を意味します。

実践内容としては

  • アーサナ(ポーズ)

  • プラーナーヤーマ(呼吸法)

  • ムドラ(ジェスチャー)

  • バンダ(エネルギーロック)

  • シャットカルマ(浄化法)

があり、チャクラやナーディの活性化を重視するので、身体的よりも内面的な成長を目的としています。

 

2. 現代式ハタヨガ

現代式ハタヨガは、身体の健康やリラクゼーションを重視した、フィットネス要素の強いものとなっています。主にアメリカなどで普及する中で進化し、初心者でも取り組みやすい形となりました。

現代式ハタヨガはアーサナを中心とし、プラーナーヤーマや簡単な瞑想を行いながら、身体的な健康維持、柔軟性の向上、ストレス緩和が目的となっています。

初級のアーサナや軽減法が多くあるので、誰でも安全に取り組むことができるようになっています。

3. それぞれの特徴

インド伝統式ハタヨガ

  • 精神的・スピリチュアルな覚醒

  • 浄化法、プラーナーヤーマ、エネルギーワーク、アーサナ、瞑想

  • 難易度が高い(修行的要素が強い)

  • 自然の中、瞑想に適した環境

現代式ハタヨガ

  • 身体的健康やリラクゼーション

  • アーサナ、プラーナーヤーマ、瞑想

  • 初心者でも取り組みやすい

  • スタジオやジムなど清潔で快適な空間

4. アーサナの違い

インド伝統式ハタヨガと現代式ハタヨガ、どちらもアーサナは実戦はされますが、その内容やアーサナの名前が異なる部分があります。

⚫︎ウォーミングアップ

例えばインド伝統式ハタヨガでは、パワンムクターサナという、準備運動となるアーサナシリーズがあり、ストレッチ要素よりは筋力の強化の要素が強いものになります。

現代式ハタヨガの準備運動では身体一つ一つのパートを丁寧に動かしほぐすことで、その後のアーサナの実践を安全に行うことを目的としています。

⚫︎太陽礼拝

インド伝統式における太陽礼拝は、精神的な修行や心身の浄化を目的とし、古代から続く儀式的な要素を持っています。主にチャクラの活性化やプラーナの調整、宇宙とのつながりや自己の内なる神聖さを感じることが目的とされています。

実戦方法としては12のアーサナをマントラを唱えながら、もしくは流しながら行います。

一方、現代式における太陽礼拝は、健康やフィットネス目的で広く行われており、柔軟性や体力の向上が重視されます。現代式ハタヨガの太陽礼拝はAとBがあり、組み込まれているアーサナが伝統式とは一部異なります。

また一つ一つの動作で呼吸を重視し、自身のペースでアーサナの難易度も選べるため、比較的誰でも実践できるものになります。

5. インド伝統式ハタヨガの注意点

インド伝統式ハタヨガは、精神的な成長やエネルギーの浄化を目指したとても奥深い修行法ですが、適切な知識や指導がない場合、危険性もともないます!

⚫︎身体的な危険性

高度なアーサナ(ポーズ)や浄化法(シャットカルマ)が含まれるため、方法を誤ると怪我や体調不良の原因になります。しっかりと身体づくりをしてから行いましょう。

⚫︎精神的な危険性

心身の浄化と精神的成長を目的としていますが、精神的に不安定な場合やトラウマがある場合は、悪化させるリスクがあります。そのため十分な経験や知識のある指導者のもと実践することが大切です。

⚫︎カルマやエネルギーワークのリスク

ナーディやチャクラに働きかける実践が含まれるため、これらを誤って行うとエネルギーの乱れや身体に不調が生じる場合があります。焦らず、正しい手順で、信頼できる指導者のもと、実践しましょう。

⚫︎宗教的な問題

インド伝統式ハタヨガは、インド哲学やヒンドゥー教、仏教的な教えを背景に持つため、どうしても宗教的な考えと切り離せないものになります。マントラや礼拝的な実践が多いため、違和感があったり価値観に合わない場合は慎重に判断する必要があります。

6. まとめ

これまでハタヨガは、時代やその目的に応じて進化し、多くの人々の健康や精神的成長を支えてきました。

これが正解!というものはないので、自分の目的やライフスタイルに合ったハタヨガを見つけ、心地良いヨガライフを始めましょう!