アーユルヴェーダは5000年以上の歴史がある伝統医療。身体、心、魂のバランスを重視し、体質や生活習慣に基づいて健康維持や治療を行います。
この記事ではアーユルヴェーダの観点から体調不良の原因を見つけだし、改善していく方法についてお話ししていきます!
プラクリティとヴィクリティ
プラクリティとは
アーユルヴェーダにおける『プラクリティ』は、私たちの生まれ持った体質を指します。
このプラクリティは遺伝や両親祖父母の生活習慣、今世で肉体と結びついた魂によって決まるとされています。
そしてアーユルヴェーダは『ワータ』『ピッタ』『カパ』という3つのドーシャが人間の身体と心を形作っていると考えます。
3つのドーシャについて詳しくはこちら↓
ドーシャは必ず1つに決まる、というわけではなく、ワータとピッタ、ピッタとカパなど混合型の人が多くなります。
ヴィクリティとは?
『ヴィクリティ』は、現在の体質や健康状態を示します。プラクリティが私たちの理想的なバランスであるのに対し、ヴィクリティは生活習慣や環境要因、ストレス、不適切な食生活などによって乱れた体質を表しています。
プラクリティとヴィクリティからくる体調不良
体調不良は多くの場合、プラクリティとヴィクリティのギャップによって引き起こされます。
例えば、、、
⚫︎ワータ体質の人が冷たい飲み物を過剰に摂取すると、ワータが過剰になり冷え性や便秘を招く可能性が。
⚫︎ピッタ体質の人が過剰なストレスを抱えると、ピッタが過剰になり、怒りっぽくなっり、肌の炎症といった症状が。
⚫︎カパが生まれつき優勢であっても忙しく働きすぎたり、乾燥したものを過剰にた食べ続けるとワータが増え、物忘れが酷くなったり、便秘や神経痛などの症状が現れることも。
というように、体質により体調不良の現れ方や度合いは大きく違ってきます。
こんな事ありませんか?
「あの人は油物を食べてもニキビができにくいのに、自分はすぐにできてしまう。」
「自分はいくら筋トレをしても筋肉がつかないのに、この人はちょっとのことで筋肉がつく。」
このように人によって症状の出やすさが異なるのは、体質が異なるので当たり前なのです!
以下はそれぞれのドーシャが過剰になったとき身体に及ぼす影響の一例になります。
⚫︎ヴァータの過剰
冷え性、便秘、不眠、関節痛、不安や過労感。
乾燥した風が強い冬に悪化することが多いです。
⚫︎ピッタの過剰
胃炎、ニキビ、イライラ、過度の競争心、炎症性疾患。
暑い季節や辛い食べ物で悪化しやすいです。
⚫︎カパの過剰
体重増加、むくみ、怠さ、アレルギー、鬱傾向。
湿気の多い梅雨の時期に悪化することが一般的です。
体調不良を改善するために
アーユルヴェーダでは、体調不良を改善するために、プラクリティに基づいてドーシャのバランスを整えることが重要です。
それぞれのドーシャが過剰になった時の鎮静方法の例を以下にご紹介します!
⚫︎ヴァータの鎮静
温かく消化によい食べ物や飲み物を選ぶ
規則正しい生活を心がける
ヨガや瞑想でリラックスする時間を心がける
⚫︎ピッタの鎮静
身体を冷やす食べ物を選ぶ
辛さ、味の濃いもの控える
ストレスを軽減する活動(自然散策など)を取り入れる
⚫︎カパの鎮静
軽い食事(フルーツや青い葉野菜)を選ぶ
脂っこいもの、甘いもの、消化に悪いものを避ける
適度な運動、外出をする
まとめ
プラクリティとヴィクリティについて理解することで、自分の体調不良の原因を見つけやすくなり、適切な対処法を実践することができます。
アーユルヴェーダは単なる医療ではなく、個々人の心身の健康をホリスティックにサポートする哲学でもあるのです!
みなさんも自分の体質を知り、ドーシャのバランスを整えることで、日々の生活をより快適に、過ごしてみませんか?